軽トラ 引越し

突然ですが、「自分で軽トラで引越しをするとき、 固定方法は?注意点は?」と困っていませんか?

  • 冷蔵庫を軽トラで運ぶ場合の固定方法と注意点は?
  • 洗濯機を運ぶ場合の固定方法と注意点は?

これらの悩みを元引越し業者が、全て解決します!

 

冷蔵庫を軽トラで運ぶ場合の固定方法と注意点は?

冷蔵庫を軽トラに固定する方法

    冷蔵庫の重さ

  • 小型 : 30㎏前後
  • 中型 : 60㎏前後
  • 大型 : 80㎏前後

冷蔵庫を軽トラに固定する方法は「ロープを使った南京結び」がベストです。冷蔵庫は小型で30kg前後、中型で60kg前後、大型なら80kg前後の重量があります。これだけの重さのものをただロープで縛り付けただけでは簡単に動いてしまい、冷蔵庫の故障や運搬中の事故につながり兼ねません。

 

「南京結び」は運送業界で一般的に使われている方法であり、ロープ同士をしっかり絡ませて緩みを出さない縛り方なので、重い冷蔵庫でもしっかり固定することができます。

 

南京結びで冷蔵庫を軽トラに固定する方法
  1. 梱包した冷蔵庫の背面を軽トラックの運転席の真後ろの壁にぴったりつける
  2. 数本のロープを使って軽トラックの左右にあるフックに南京結びで冷蔵庫を固定する
  3.  

  4. 他にも荷物がある場合は冷蔵庫との間に隙間を開けないようにして積み込む
  5. 軽トラックの運転席側から後方にロープをかけて南京結びでしっかり固定する

 

最初は南京結びが難しいと感じますが、覚えてしまえばとても便利な固定方法です。多少の揺れがあっても冷蔵庫を倒す心配がありません。是非実践してみましょう。

 

冷蔵庫を運ぶ場合の注意点

 

  • 前日に電源を抜き水抜きをしておく
  • 出来るだけ縦にしたまま移動する

 

冷蔵庫の水抜きを忘れない

冷蔵庫には水受け皿やタンクが付いており水が溜まっています。この水を引越し前にしっかり抜いておかないと、冷蔵庫内で水漏れを起こして故障の原因となったり、軽トラックに一緒に積んだ荷物を濡らしてしまうことがあります。引越し前には水抜きを忘れないようにしましょう。

 

引越しの前日には冷蔵庫を空にして電気を抜き、当日の朝に水抜きをすると良いでしょう。水抜き方法は説明書に記載されています。冷蔵庫の機種によって水受け皿の場所も異なりますので、説明書をよく読んで作業してください。

 

冷蔵庫は可能な限り縦にして運ぶ

冷蔵庫を真横にすると冷蔵庫内部のコンプレッサーからオイルが漏れて故障する可能性が高くなります。多少斜めになる程度であれば問題有りませんので、運ぶ際には可能な限り縦にして運びます。

 

そこで実践したいのが「背負って運ぶ」という方法です。まず、冷蔵庫を毛布などでしっかり包んで扉を開かない状態にし、毛布の上から布紐を縦横に数本結びつけ、そのうちの2本をリュックの肩紐のようにくくりつけます。こうすれば簡単に背中に背負って縦にして運ぶことができるのです。

 

背負うと多少斜めになりますが、ほぼ縦にしたままの状態で冷蔵庫を運ぶことができるので故障することはほとんどありません。2人で作業する場合は、冷蔵庫が出来るだけ縦になるよう背負っている人の横からチェックしながら手を添えてあげると良いでしょう。

 

冷蔵庫を無事に軽トラックまで運べたら、1人が荷台から紐をもって冷蔵庫を縦にしたまま引っ張り上げ、もう1人が下から冷蔵庫を押し上げます。こうすることでできるだけ縦にしたまま荷台に載せることができます。

 

洗濯機を運ぶ場合の固定方法と注意点は?

洗濯機を軽トラに固定する方法

洗濯機も冷蔵庫同様にロープを使用して「南京結び」で軽トラの荷台にしっかり固定します。

 

洗濯機の固定方法
  1. 梱包した洗濯機を軽トラックの運転席の真後ろの壁にぴったりつける
  2. 数本のロープを使って軽トラックの左右にあるフックに南京結びで冷蔵庫を固定する
  3. 他にも荷物がある場合は洗濯機との間に隙間を開けないようにして積み込む
  4. 軽トラックの運転席側から後方にロープをかけて南京結びでしっかり固定する

 

冷蔵庫を運ぶ場合の注意点

  • 前日に電源を抜き水抜きをしておく
  • 必ず縦にしたまま移動する

 

洗濯機とホースの水抜きを忘れない

 

洗濯機内部や排水&給水ホースには少量の水が残っているので、説明書を見ながらしっかり水抜きをしておきます。排水&給水ホースは洗濯機から取り外して水が残っていない状態にして袋などに入れておきましょう。しっかり水抜きをしないと他の荷物を濡らす可能性があるので注意してください。

 

洗濯機は決して横にせず縦のまま運ぶ

 

洗濯機は決して横や斜めにせず、縦にしたまま運びます。理由は洗濯機内部のドラムは金具で洗濯機の側面に吊り下げられており、横や斜めになることでドラムや金具が外れて簡単に故障してしまうためです。ここが冷蔵庫の運搬と大きく違う点です。洗濯機は必ず縦にして運ぶのが鉄則です。

 

洗濯機を縦にしたまま運ぶには、台車に載せて移動するのがベストです。エレベータがある建物なら問題なく台車で縦のまま運ぶことができます。

 

エレベータがない建物の2階から洗濯機を移動する場合は、梱包した洗濯機を窓から吊り下ろすか背負う方法で縦にしたまま運びます。窓から下ろせそうな場合は洗濯機に布紐をつけ、2人がロープをしっかり持って上から下にゆっくり洗濯機を下ろし、2人が下で洗濯機を受け止めると良いでしょう。

 

窓から下ろせそうにもない場合は、冷蔵庫と同じように背負う方法で軽トラックまで運びます。しかしこの場合はどうしても洗濯機が斜めになってしまうので、十分注意して作業してください。

 

洗濯機を軽トラックの荷台に載せる際は、冷蔵庫と同じように荷台から紐を持って釣り上げ、下から押し上げるようにして複数人で作業をすればほぼ縦にしたまま積み込むことができます。

 

正しい固定方法と注意方法を理解して故障させずに運ぶ


冷蔵庫と洗濯機はとてもデリケートな家電です。安易な考えで何も調べずに運んでしまえば、簡単に壊れてしまい、高額な修理費がかかってしまいます。自分で安く運ぼうとしたのに壊れてしまったのでは元も子もありません。また、しっかり固定せずに倒れてしまえば大事故を起こす可能性もあります。

 

どうすれば安全に壊さずに運べるか?自分で引越しをするならこの点を最低限の知識として身につけておくようにしましょう。